【ちょっとデカイか?】Audi A6 Avantで1000kmのロングドライブに出かけてみた
軽井沢まで、往復だいたい1000km
休みを取って旅行に行ってきました。
行き先は軽井沢です。京都からだと往復で800-900kmぐらいでしょうか?単に自宅と軽井沢を往復する以外にも、途中で諏訪湖に寄ったり何箇所か観光地を回ったりしました。なので、トータルの移動距離はだいたい1000kmぐらいとします。
Audi A6 Avant 2.8 FSI Quattro
今回乗ったのはAudi A6 Avantです。ただし、現行モデル(C8)ではなく前モデルのC7型です。 車体のサイズと主なスペック情報は以下のとおり。
サイズ
- 全長:4940mm
- 全幅:1875mm
- 全高:1495mm
動力性能
- エンジン:2.8L, V6, NA
- 出力:204ps
- トルク:280Nm
- 駆動方式:Quattro(四輪駆動)
Eセグの車格にふさわしい、堂々としたサイズ感ですね。
全長が5m近く、かつ車幅もそこそこあるので、取り回しがどうなるのか気になるところ。ちなみに、最小回転半径は5.7mです。
ただ、車格の割に動力性能がちょっと低くないかと少し心配になりますね。現行のAudiの車種ラインナップには無いV6のNAエンジン。ちょっと楽しみですね。
高速道路での加速性能、山道での登坂性能など、いろいろなシーンでアクセルを踏んでみようかと思います。あと、もちろん燃費も忘れずにチェックしますよ。
クルマをお貸しくださったオーナー様のチョイスで、タイヤはアジアンタイヤが履かされています。ミシュランやピレリなど、有名どころのタイヤが信仰されがちな輸入車界隈ですが、近頃はアジア勢のメーカーも勢いがあるとか。 高速域のコーナリング・山道やワインディングでのコーナリング・静粛性の3点について、感じたことをまとめていこうかと思います。
今回このクルマを借りた理由は、以下のとおり。
- Eセグのサイズのクルマの取り回しはどうなのか知っておきたい
- Eセグのクルマの燃費がどうなのか気になる
- A4に乗ったことがあるので、違いがあるのか知りたい
こんなところですかね。小さくてキビキビ走るクルマももちろん好きですが、大きいクルマでゆったり旅行なんかに行くような、余裕に満ちたカーライフへの憧れが強くなってきたんです。とはいえ、日本は狭い道も少なくないですよね。そういった場所で大きい車体を扱いきれるのか、自分の運転感覚を確認しておきたかったというのもあります。
軽井沢に向け出発!
旅のプランですが、軽井沢で宿泊してホテルの周辺をブラブラし、何かしらの美味しいものを食べて帰ってくるという極めてシンプルなもの。人が多いところは嫌いなので、あまり混雑してないといいなあ。
中央自動車道に乗り、高速巡航性能を確認
軽井沢までは中央自動車道を使います。 基本は走行車線でゆったり流しつつ、前が空いたら追い越し車線に出て、そこそこの高速域まで乗せてみます。高速道路の合流でアクセルをベタ踏みすると、必要十分の加速を見せます。しかし、機敏とまではいかない程度。エンジンの回転数をどんどん上げていっても、エンジン音がやかましくなることはなく、故に、余裕の無さを感じることはありません。悪く言えば、かったるい感覚です。「まあ、飛ばさずゆったり行こうじゃないか」クルマがそう諭してくるようです。
ただし、高い速度域まで乗せてしまえば、そこからの安定感は抜群です。アウトバーンで160-200km/h巡航する程度なら余裕でしょう。日本だと一発免停レベルの速度域なので、試すなら東名・新東名の120km/hぐらいしかありませんが。(どちらにしてもアウトですが) スピードメーターは300km/hまで数字が刻まれています。実際にそこまでの速度が出るかは別として、輸入車はクラスごとのスピード域で明確に差別化を図っているのが分かりますね。同じAudiでも、以前乗ったA4のスピードメーターは280km/hでした。 確かに、A4とA6ではA6の方が全体的な走りの安定感・重厚感が高いのは間違いないです。どちらが良いとか悪いではなく、同じメーカーでもこうやって違いが分かることが楽しいですね。
気になるアジアンタイヤの高速道路での性能ですが、これがまた思いの外良かった。高速道路速度域の巡航・カーブでのコーナリング共に、不安なくクルマを支えてくれます。 静粛性も十分に満足できるレベル。静粛性に関してはクルマ自体の性能に大きく左右される要素ではありますが、少なくとも、ロードノイズ等が気になることは全くありませんでした。 一つ難点を挙げるとすると、ちょっと固い気がした程度ですかね。荒れた路面を走ると、少しゴツゴツきます。このタイヤがまだ新品同然ということも関係しているのでしょうか?まあ、固すぎて不快になるとか、そういったことはありません。実際、助手席の同乗者は全く気にならなかったようですし。
小休止して鰻
京都を出発して4時間ほど経ちました。諏訪湖のそばで一旦高速道路を降ります。お昼ごはんにちょうどよい時間なので、どうせなら諏訪湖で美味しいものを食べることにしました。事前にあたりを付けておいたのが鰻です。
一般道で軽井沢へ
中央自動車道を使うルートだと、諏訪から軽井沢までの70kmほどは、一般道を通るんですね。 旅行中に70kmの一般道って、ちょっと抵抗がありませんか?私の場合、できれば目的地のすぐそばまで高速道路で行きたい派です。
今回は新緑には少し早かったかもしれません。まだ緑色の乏しい田舎道をゆったり走ります。
一般道を走る分には、A6のネガな部分はほとんど感じません。車体は小さくはないものの、狭めの道でも問題なく通り抜けられます。全幅1875mmという数値だけ見ればやや幅広ですが、とにかく車幅の感覚が掴みやすい。Aピラーの角度と細さが絶妙なせいでしょう。ただし、全長4940mmには少し気を使う必要があります。ややタイトめに左折するときなど、気を抜いていると内輪差で車体を擦ってしまうことになりかねません。
ちなみに宿泊先はキュリオコレクション by Hiltonにしてみました。ヒルトン系のホテルは国内にいくつもありますが、キュリオコレクションブランドを冠しているのはここ軽井沢の1つのみだそうです。
ワインディングでぶん回してみる
大柄なA6には酷ですが、表題のとおりです。勾配のある山道で全開... とはいかないものの75%ぐらいで走ってみます。
結論から言うと、意外とよく頑張ってくれた!という印象です。
ややタイトめなコーナーでも、よく曲がってくれます。FRスポーツカーほどの機敏さ・回頭性は無いものの、スポーティな走りと行って差し支えないと思います。元気そうなスポーツカーなどに後ろに付かれたとき、ちょっとだけペースを上げるくらいは余裕でできそうです。
ただし、やはりエンジンのパワーが足りない印象です。 加速と減速を繰り返すようなワインディングでは、かったるい感覚になってしまい、「やる気」が削がれてしまいます。踏めばそれなりの加速はしますし、先述したとおりキッチリと曲がってくれます。が、それをしたいと思えない。
つくづく、これはゆったり走るクルマなんだと思わせてくれます。
軽井沢でゆっくりして帰路へ
夕食・翌朝食共にホテルで食べることになっていたので、そこまで多くの観光地を回りませんでした。基本的にはホテルで引きこもっていましたかね。カフェやなんやかんや、事前にある程度調べて行ってもよかったかなーと思い返しているところです。
【激安外車】100万円でBMWを買ってみる ~考え方編~
中古の輸入車は異常に安い
新車だと購入できないような価格のクルマが、ナンバーが付いて数年経つと、半額でカーセンサーに並んでいたりする。
クルマに興味があるなら一度は乗ってみたい高級外車。中古なら買えそうだけど、外車は故障が怖いし、とにかくお金がかかりそうだと思う人も多いだろう。
だが、とにかくお金がかかりそうというのは、少し偏見が入っているかもしれない。少し冷静になって、クルマの維持費について改めて考えてみる。
クルマの主な維持費
1. 税金
- 重量・排気量によって決まる。輸入車だからといって日本車より高くなることはない。
2. ガソリン代
- クルマの燃費・油種によって決まる。輸入車はハイオク指定の車種が多い分、ガソリン代は日本車(レギュラー指定が多い)よりも高くつく場合は多いかも。
3. 保険料
- 運転者の年齢や条件によって決まる。輸入車だからといって日本車より高くなることはない。ただし、車両保険は日本車より高くなる場合が多い。車体が高額だからだ。
クルマに乗る上で必要なお金について、金額が大きく、かつ計算しやすいものをピックアップしてみた。トータルで考えると、日本車より輸入車のほうがお金がかかりそうに見えるかもしれない。ただし、ここで抑えてくべきは、輸入車だからお金がかかるのではなく、油種がハイオクだからや車体の価格が高いからであるということ。
油種・車体価格の条件を揃えれば、日本車と輸入車では維持費が同じということになる。
輸入車の修理は高額?
輸入車に乗る上での最大の障壁、それは故障した時にお金がかかりそうだということ。お金がかかりそうだと思ってしまう理由はズバリ
1.修理に必要な部品が高額である
- 車体価格が高額=使われている部品の価格も高い
- 部品を海外で作っている場合、日本に持ってくるのに費用がかかる
2.特殊な構造の場合、その分工賃が上がる
- 取り外ししにくい位置の部品交換
- 特殊工具が必要
の2つだと思う。こればかりは紛れもない事実であり、輸入車のデメリットだと言える。ただし、2に関しては、日本車でも当てはまる場合がある。
故障してほしくない
ここまでのまとめが以下の2点
これを抑えた上で、輸入車の購入を検討する。以下のような条件を設定し、車種を絞り込んでいく。
- 故障しにくいと評判で、
- 仮に故障しても修理にお金がかからない
- できれば新しめ。ただし新しすぎてもダメ
- 激安で買いたいので、予算は100万円程度
今回はメーカーをBMWに限定しているので、上記4つの条件で車探しを開始する。
Volvo S60でスカンジナビアデザインの魅力を味わう -デザイン編-
FFのセダンってどうなの?と半ば懐疑的なイメージを持っていたS60。借り受けて乗り込んだその瞬間から、ずっと感動しっぱなしの時間だった。
現在のVolvoはすべての車種においてデザインを統一している。S60はプラットフォームを共有するワゴンタイプのV60とほぼ同じ顔つきだ。ドイツ御三家(Audi,BMW,Mercedes Benz)とは一味違う、端正ながらギラギラした押し出し感の少ないフロントデザインをしている。
正面から見るととても幅広に見えるが、車幅は1850mmと特に取り回しに困ることのないサイズだ。T字型に光るデイタイムランニングライトは、ウインカー点滅時に光が反転する仕様。単純に見た目がカッコいいし視認性も高い。実際、このライトによって街中で現行Volvo車はかなりの存在感を放っている。相手に視認されるということは、それだけ安全性も高まるということだ。
ホイールが17インチと小さめかつ地味なデザインなこともあってか、サイドビューは少し寂しいと感じた。ただし、FFながら抑えられたフロントオーバーハングにより、まるでFRのようなスポーティな印象を受ける。車両グレードをInscriptionかR-Designへアップグレードすると18インチがデフォルトで装着されるが、そちらは切削加工された高級感のあるもの。19インチもオプションで用意される。しつこいが、ホイールさえカッコいいものを履いていたら、サイドビューは文句のつけようがなかったと思う。
リアビューは凝った造形はない。唯一、幾何学的な線を描くテールランプの存在によって、やはり遠くからでもVolvo車と認識しやすいデザインとなっている。このS60を除く他のVolvo車は、縦長くに伸びるライト造形をしているが、個人的には横基調のものが好みである。
バンパー下に脚を出し入れすることによってトランクの開閉ができる機構が備わる。今回は狭い駐車場に駐めて荷物を出し入れするケースが何度かあったが、荷室の開閉にスペースを必要としないセダンは、こういう場合に便利だ。ハッチバックだとどうしても、ハッチが開くぶんの後方スペースが必要になるからだ。
乗り込んで内装をチェック。ドアの閉まる音がバスっと重厚感があり安心感がある。ドアの開閉音が直接、安全性に関わるわけではないが、なんとなく安心感に繋がる。
Audi等のドイツ車のドア開閉音も評価は高いが、それを上回る剛性感だと個人的には思う。
明るいブラウンを基調とした内装は、シンプルで暖かみのある雰囲気を放っている。ドアレバーや肘置きなど、手が触れる部分の質感は隙がなく、実際に使用する際にどうすれば心地よいのか考え抜いてデザインされているのがよく分かる。機械ずくめの自動車というより、陽の当たるリビングでゆったり寛いでいるかのようなイメージ。
グレードによっては、オプションでダッシュボードのトリムを人工皮革仕上げに変更することができる。これ以上の質感になるとどうなるのか、かなり興味が湧くところである。
インフォテイメントを含む各種操作系全般については、少し独特であるものの、慣れれば非常に扱いやすいように設計されていると思う。縦長のディスプレイは地図を見る際に理にかなっているし、取ってつけた感がなくインテリアに馴染んでいる。
エアコンの温度や風量の調節は物理ボタンではなくタッチパネルだが、操作のUIはシンプルで直感的である。運転中にチラ見しての操作は難なく行えるレベル。個人的なお気に入りはオーディオの操作ボタン。ステアリングでも行えるが、音量のダイヤルと停止/再生、スキップとバックが目立つように物理ボタンで配置されているのが面白い。
ここで同時に記しておきたいのが、車載オーディオの音質がとても良かったということ。今回借りたモデルはグレードでいうと下位にあたるMomemtumである。より上位のR-DesignやInscriptionになるとharman/kardonのスピーカーが標準装備となるが、Momentumのオーディオシステムもじゅうぶんに満足のいくものになると思う。しかしより上位のものがあるならば、それを体感してみたくなるもの。いつか上位グレードのVolvo車に乗っていたいと思うところである。
[走行編に続く]
羊の革を被った狼!360馬力のスカイラインの加速を楽しむ!
ずっと乗ってみたかったスカイラインにやっと乗れたので記事にしていく。
スカイライン(通称V37)は、日産の北米ブランドであるInfinity(インフィニティ)Q50の日本市場向けパッケージとなる。なのでフロント・リアのエンブレムは「NISSAN」ではなく、インフィニティのロゴだ。2019年のマイナーチェンジでは主にフロントグリルのデザインが変更され、他の日産車と同じ、NISSANのエンブレムとなった。
今回乗ったのは350GT(HYBRID)というグレード。文字通り3.5Lの排気量を持つV6エンジンと、加速を助けるモーターを組み合わせたもの。後から詳しく述べるが、このハイブリッドシステムが出力するパワーは半端じゃなかった。
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