malaboのブログ

チャリとクルマ。その他いろいろ

ミニ クーパー Sでゴーカートフィーリングを体験する

こんにちは。

久しぶりにいつもの軽自動車とは違うクルマを運転したので記事にしてみようと思います。

今回はレンタカーではなく、カーシェアリングサービスとして有名なAnycaを利用してみました。日本本土では車両の登録台数も多く、珍しいクルマや高価なクルマなど、クルマ好きからすればかなり魅力的なクルマが多くラインナップされています。沖縄ではまだまだ登録台数が少ないですが、中にはいくつか面白いクルマもちらほら見かけます。今回は初めてのAnyca利用でしたが、特に問題もなくすんなりと利用することができました。これから機会を見つけていろいろなクルマに乗ってみたいですね。

 

指定された場所で今回お借りするクルマを受け取ります。受取時はAnycaの定めるルールに従い、シェアの当人同士で免許証の確認、クルマのキズなどのチェックを行います。

 

受け取りの手続きを終えてクルマに乗り込みます。MINIは内装のデザインがとてもオシャレですね。夜の内装の雰囲気を写真に撮り忘れてしまったので昼間の写真を。笑

f:id:okinawamalabo:20191111105613j:plain

スピードメーターが運転席からちょっと遠いので正直見にくいですね。最新のモデルだと運転席正面に配置されています。

f:id:okinawamalabo:20191111110221j:plain

最新のCooper Sのコクピット(MINI公式サイトより)

走り出すと、ステアリングの重さにびっくり。普段は軽自動車を運転しているので、ずっしりした運転感覚に慣れるまでしばらく慎重に走ります。ウインドウの開閉やエアコンの設定などの操作スイッチはとてもシンプルで、特に戸惑うことなくすぐに使いこなすことができるようになりました。

乗り心地はちょっとゴツゴツしている印象。路面のザラザラや轍、アスファルトのつなぎ目など、路面の情報がしっかりと伝わってきます。細い路地などの荒れた路面の上を走ると、車体がかなり揺れて身体が揺さぶられます。以前にトヨタで86に試乗したときに感じた乗り心地に似ています。運転手は気にならないかもしれませんが、助手席の人はちょっとストレスになるかもしれません。

ステアリングの重さに慣れると、ハンドリングがとてもクイックであることに気づきます。今回は沖縄の中でも少し入り組んだ市街地を走る機会が多く、借り物のクルマでぶつけたり擦ったりせずに運転できるか不安でしたが、運転に慣れるとそんな不安が一気に解消されました。MINIが提唱する「ゴーカートフィーリング」の味付け通り、キビキビとしっかり走ります。特筆すべきは前方の視界の広さ。Aピラーが立ち気味で視界を遮りにくく、感覚的に前方が広く見えます。ノーズの長さが少しだけありますが、ボンネットの左右の膨らみ(ライトの部分)を目印にして運転すると車幅の感覚がとても掴みやすいです。右左折の見切りの良さも素晴らしい。前述したゴーカートフィーリングの運転感覚も相まって、無駄にクイックに曲がり角を抜けたくなるような楽しさでした。

広い道に出たらとりあえず加速を試してみます。先頭で信号ストップ。走行モードの選択などはできませんが、シフトレバーをD(ドライブ)の位置から右に倒すとマニュアルモードになります。信号が青になったら強めにアクセル・オン!勇ましい音を響かせながらかなりの勢いで加速していきます。こんなにコンパクトでかわいらしい車体からは全く想像できない加速感です。マニュアルモードではパドルシフトが使用できますが、シフトレバーを前後に動かしてギアチェンジすることももちろん可能です。

f:id:okinawamalabo:20191124210632j:plain

沖縄には本格的なワインディング・ロードなどはありませんが、沖縄ならではのあまり大きな起伏のない、運転しやすい道がちょくちょくあります。個人的にお気に入りの、海沿いを通る恩納村の道を走ってみました。この道、道幅自体はそこまで広くないものの、信号がなく交通量も少ないので本当に走りやすい道だと思っています。前述したようなゴーカートフィーリング、勇ましい音を響かせながら車体をグイグイ前に引っ張るエンジン、本当に気持ちの良いドライビングを楽しむことができます。もっとハイパワーなクルマはいくらでもありますが、公道で運転を楽しむなら、これぐらいのパワーで十分すぎると思います。このクルマ、エンジン出力は190馬力なのに対し、車重は約1000-1300Kgほどと、エンジン出力の割に軽めの車体となっています。クーパーには今回乗った「S」の他に、無印モデルと、最廉価版の「One」がラインナップされています。

ガソリンモデルのエンジン出力は「S」が約190馬力、無印が約140馬力、「One」が約100馬力となっています。ディーゼルエンジンもラインナップされていますが、だいたい似たようなエンジン出力差となっています。今回このクルマを運転してみて思ったのが、もし自分がMini Cooperを買うのなら、中間グレードの無印を買うかな、ということです。正直、この車体の軽さで190馬力は少し持て余す感じがします。運転の上手い人であればこのパワーを使いこなせるのかもしれませんが、正直、街乗り程度であれば190馬力も必要ないでしょう。FFとはいえ、濡れた路面で下手にスピードを出しすぎると余裕で滑り出しそうな気配すら感じました。

 

f:id:okinawamalabo:20191124203119j:plain

ヘッドライト、前後バンパーなど、最新モデルと比べれば少し古さを感じるエクステリアですが、いかにも「ミニ」らしい不変的なデザイン。個人的にボディカラーとルーフのブラックのツートンがとても好きです。無印のクーパーには無い、ボンネットのエア・インテークが速そうな雰囲気を醸し出していますが、フロントから見た感じは至ってかわいいコンパクトカーといった感じ。このギャップがたまらないですよね。

 

今回は初めてのAnycaの利用でこのMini Cooper Sを借りて(シェアして)みましたが、手頃な金額でとても楽しい時間を過ごすことができました。また時間とお金ができたら、このクルマでのんびりドライブしてみたいと思っています。