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【マジで壊れない】INSIDE LINE EQUIPMENT-Radiusをレビュー

2020年が始まってしばらく経ったということで、去年買って満足度が高かったものを挙げてみる。去年はそこまでものを新しく買っていないが、わりと真剣に選んで購入に至ったアイテムもいくつかあるので、とりあえず1つ紹介する。

今回はとりあえず、特にお気に入りのINSIDE EQUIPMENTのリュックから。

 

 

INSIDE LINE EQUIPMENT 略してILEは、カリフォルニアでハンドメイドのバックパックやらメッセンジャーバッグやらカメラバッグやらその他小物を手掛けるメーカー。

ilequipment.com

日本国内の有名なところでは東京のBlue Lugをはじめ、京都や広島にあるセレクトショップでも現物を見ることができる。

「Mil-Spec」を掲げているとおり、かなりタフな使用にも耐える頑丈な作り。フォトグラファーやサイクリストなど、いかにもこだわりが強く道具への要求が多そうな人種に向けたアイテムを提供している。

個人的にお気に入りなのが、製品に永久保証が付いているところ。何か問題があったら修理するから連絡してね的なことがサイトのABOUTに記載してある。

前述したとおり、主にバッグなどをメインにラインナップしているが、サドルバッグやウォレットなどの小物、さらにはちょっと茶目っ気のあるアパレルなども揃えている。

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数あるILEの製品の中から自分が選んだのは、最もオーソドックスといえそうなコチラ。

 

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 その名もRadius。見た目はザ・普通のバックパック。たくさんのカラーが選べるが、今回はシンプルなブラックを選択。このRadiusには14,21,40Lの3種類の容量があり、今回は中間サイズの21Lにしてみた。普段使い専用として使う予定だったので14Lと迷ったが、まあ、大は小を兼ねるということで。40Lは明らかに自分の用途には大きすぎるのでスルー。

注文はサイト内から普通に行うことができる。すべて英語表記だが、普通に英語が読めれば簡単に注文できる。国際発送にももちろん対応している。

注文して確か1週間ほどで届いた。

 

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サイトで見た通りの無骨なデザイン。外観の特徴はあまり無いが、強いていうならILEのロゴが目立つといったところか。ポケットの数も特に多くなく、本当になんの変哲もない普通のリュックという感じ。

 

細部をチェック。ペットボトルなどのドリンクが入るポケットが左右に付いている。同時に2本のボトルを持ち歩くことはあまりないかと思うが、例えば日焼け止めであったり、サングラスであったりちょっとした小物を入れておいて、リュックを背負って歩きながら取り出すことができるので便利。左右どちらかしかついていないリュックもあるので、両方に付いているのは個人的に高評価。

 

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リュック外側に付いているジッパーはすべて耐水性を持つものが採用されている。普通にジッパーと比べると開け閉めが若干重いが、使っていると気にならなくなる。リュック本体はもちろん防水仕様なので、大雨などが降ってきても余裕。中に入れたラップトップなどの大切な電子機器をしっかり守ってくれる。

 

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肩ベルト裏側とリュックが背中と接する部分はメッシュ素材が貼り付けられている。風通しを良くして蒸れないようにする仕様。こういうタイプのリュックにはほとんどついている機能なので、特に感想は抱かず(だったら書くな)。

 

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最も大きい開口部を開けると、ノートパソコンなどを収納しておくスペースが確保されている。ただし、仕切り部分には特に衝撃吸収素材などは入っておらず、単に布で仕切られているだけだ。よく見ると背中側が開くようになっており、ここを開くと、プラスチック製の板が内蔵されている。これがあることによってバッグ全体の剛性確保、型崩れ防止の効果がある。

 

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小さなポケットは外側に1つと、さっき開けた大きな開口部の中に1つ。後者はメッシュ素材になっていて、中に入れたものが見えるようになっている。ポケットの数は他社のバックパックと比べるとやや少なめな気がするが、逆に多くてもごちゃごちゃして使いづらい。2つか3つが一番使いやすいのではないか。

 

細部のチェックはこのへんで。特に大きな特徴や、びっくりするような機能も無いといっていい。ではなぜわざわざアメリカからこれを取り寄せたのか。このバックパックの魅力は、しばらく使い込んで初めて体感することができるのである。

 

とりあえず、普段使うものを適当に放り込んでみる。Mac Book Air、ペンケース、大学で使う書類ケース、参考書を一冊。ここまでで大きな開口部はある程度いっぱいになる(無印の書類ケース、こいつがけっこう嵩張る....)。続いて外側の小ポケット。iPhoneの充電に使うUSBアダプターとケーブル、イヤホンなど。このポケットの容量は意外にも大きい。。まあもともと持ち物がとても少ないので、ここまでの荷物を入れてもある程度の余裕を持って背負うことができる。

上記の持ち物、点数は多くないものの、一つ一つがわりと重量があるので、ぜんぶ合わせるとけっこうな重さになる。しかし、このバックパックに入れて持ち歩くと、重さが苦にならない不思議な感覚を体感することができる。特筆すべきは肩パッドのボリュームと各パーツの縫製の強力さ、生地の丈夫さ。バックパックのレビューで「剛性感」というワードを使う日がくるとは。ある程度荷物を入れて背負ってみれば分かる、この圧倒的な剛性感。物理的な重さは変わりようがないが、どこか一点に重量が偏ったり、破れそう、型崩れしそうなどといった不安を一切感じない。防水仕様なので急な雨でも全く問題なし。

 

特に先進的な機能や、奇抜なデザインなどはない。ただひたすらに無骨で、バックパックに求められる性能を愚直に追い求めた仕様。男心をくすぐるバックパックであった。